航空券予約サイト「skyticket」を運営するアドベンチャーはこのほど、ふるさと納税の返礼品をツアーに特化したポータルサイト「ふるさとツアー」のサービスを開始すると発表した。

「skyticket」ロゴ

ツアーで地域理解、活性化を促進

同サイトでは、各自治体への寄附に対する返礼品を、その自治体内の旅行ツアーパッケージのみで揃え、利用者に提供する。指定口座への振り込み、現金書留、クレジットカード決済に対応し、手軽にふるさと納税を行ってもらえる仕組みを用意する予定だ。

同社は、寄附者が実際に町を訪れてその土地の人とふれ合い、食事や宿泊などの体験をすることで、地域理解かつ活性化に繋がるという観点から、「旅行」という切り口でふるさと納税事業へ参入することを決定。

「会社として社会貢献とビジネスの両立を目指しており、地域振興、地域創生の部分は社会貢献に当たると考えている。(ふるさと納税ツアー事業では)弊社の強みである"旅行"を活かすとともに、ふるさと納税の問題点(特産品目的の寄附に終わり、購入後は町との繋がりがなくなること)に着目し、その問題点を打開する提案ができればと考えた」(アドベンチャー)と話している。

今後は、各自治体での民泊体験、農業、漁業などの産業体験といった人と接点を持つ企画から、その土地の自然、文化を知ってもらうものまで、自治体と寄附者の繋がりを意識したツアーを提供していく。また、skyticketからの導線で、地方創生、自治体への理解を深めてもらうための情報発信ができる仕組みづくりに取り組んでいく。