ベネッセは18日、「高校生活と進路に関する調査」の結果を発表した。対象は、全国の高校3年生483名。期間は2015年3月~4月上旬。

高校3年生の89.3%、高校生活を振り返って「成長」を実感

高校生活を振り返って、「高校3年間で自分は成長」したかを聞いたところ、「自分は成長した」と回答した割合は89.3%(「とてもあてはまる」46.4%+「まああてはまる」42.9%)だった。

高校3年間で「自分は成長した」に「とてもあてはまる」と回答した割合を、様々な活動の取り組み状況ごとにみた。結果、「学校の授業」に「積極的だった群」(「とても積極的」+「まあ積極的」)の割合では52.1%。「友だち付き合い(遊ぶ、話をするなど)」に「積極的だった群」では49.4%となった。

「様々な活動の取り組み状況」と「成長実感」との関連

「進路選択の主体性」と「成長実感」との関連性をみたところ「進路選択の主体性・高群」の場合、「高校3年間で自分は成長した」と回答した割合は68.2%だった。一方、「進路選択の主体性・低群」では20.4%となった。

「進路選択の主体性」と「成長実感」との関連

「どのような職業に就くか」を意識した時期を聞くと、22.2%で「高校3年生」が最多となった。以降、「中学生のころ」(20.3%)、「高校2年生」(17.8%)が上位にあがった。

「進路選択の主体性」と「どのような職業に就くか」を意識した時期との関連

「進路選択の主体性」と「どのような職業に就くか」を意識した時期の関連性をみた。結果、「進路選択の主体性・高群」の場合、「どのような職業に就くか」を意識した時期は「小学生のころ」が15.5%、「中学生のころ」が28.7%に。

一方、「進路選択の主体性・低群」で「小学生のころ」が10.2%、「中学生のころ」が15.5%だった。このことから、「主体的に進路選択を行った」学生ほど、より早い時期から「どのような職業に就くか」を意識していたことがわかった。