マイクロソフトは11月16日、Windows 10では初となるメジャー アップデートをPCとタブレット向けにリリースした。今回のアップデートでは、多くのパートナーがWindows 10 との互換性を向上させるためにデバイス ドライバーやアプリケーションを更新するなど、プラットフォームとエクスペリエンスの双方で機能強化を図っている。同日から Xbox One にも Windows 10が順次展開され、一部のスマートフォンにも近日中に提供を開始する。

パフォーマンス面では日常的なタスクのパフォーマンスが向上している。たとえば、同じデバイスで起動時間を比較すると、Windows 7 よりも 30%近く短縮されている。また、デバイスのペンを使用して Cortana のノートブックにメモを書き込むと、Cortana が電話番号やメール アドレス、住所などを認識して、リマインダー設定を支援する。日本向けでは、ローカライズ以外にも、一部機能がカスタマイズされて提供される。

「Microsoft Edge」については、パフォーマンスやセキュリティが向上すると同時に、タブ プレビューが導入された。現在表示中のページから離れなくても、開いている他のタブにポインターを合わせれば、そのタブの Web サイトの内容をプレビューすることができる。この他にも、メール、カレンダー、フォト、Groove、Xbox、ストア、OneNote、ソリティアなど、さまざまなアプリの機能が強化されている。

なお、アップデートについては、Windows 10の利用者には、Windows Update の設定に従って 11 月の更新プログラムとして配信される。一方で、Windows 7 または Windows 8.1の利用者には、Windows 10 への無償アップグレードが完了した後に 11 月の更新プログラムとして配信される。