女優の栗山千明が、来年1月2日放送のテレビ東京系新春時代劇『信長燃ゆ』で、右足の複雑骨折からドラマ出演に復帰することが19日、分かった。

テレビ東京系新春時代劇『信長燃ゆ』でドラマ復帰する栗山千明

栗山は今年8月、雨に濡れたフロアで転倒し、右足を複雑骨折。全治2カ月と診断された。その後10月10日に、出演映画『図書館戦争 THE LAST MISSION』の初日舞台あいさつで公の場に復帰したが、ドラマへの復帰は今作が最初となる。

まだ、走ることなどは、医者と相談しながらという現状。重い十二単(ひとえ)の着物や、はかまをはき、150センチのつけ毛を装着するという、身動きが取りにくい場面もあるというが、主演の東山紀之が手をひくなどして気遣ってくれているといい「東山さんはイメージ通りのジェントルマンな方です」と語る。ほかにも、時代劇だけに、正座のシーンや、その他の動きにも制約があるが、「工夫をしながら撮らせていただいています」と万全の体制で臨んでいるようだ。

同局が、1979年から放送している新春の大型時代劇で、今回が38作品目となる同作は、直木賞作家・安部龍太郎の同名小説を原作に、東山演じる織田信長と、朝廷との対立を描く。栗山は、朝廷側でありながら、信長と禁断の恋に落ちる、東宮夫人・勧修寺晴子を演じる。

栗山の時代劇への出演は4年ぶりだが、経験はほとんどなかったため、「撮影に入るまでは、所作だけでなく、セリフも普段使う言葉ではないので、すごく緊張していました」という。自身が演じる晴子は、実在する人物でありながら、認知度は低いため、「私自身が晴子像を提示できれば」と意気込みを語っている。