Bluetooth Special Interest Group(Bluetooth SIG)は、2016年技術ロードマップを公開し、モノのインターネット(Internet of Things: IoT)向けの機能拡張を目的としたアップデートを行うと発表した。

今回発表した機能強化によるIoTアプリケーションにおけるメリットとしては、Bluetooth Smartの通信範囲を最大4倍に拡大。住宅全体や屋外といったあらゆるユースケースで、より遠距離かつ信頼性の高い接続性が実現できるポイントを挙げている。

また、電力消費を増やさずに通信速度を100%向上する。これにより、医療機器などの重要なアプリケーションのデータ転送が高速化し、応答速度が向上して、レイテンシが短縮されるという。

さらに、メッシュネットワークによってデバイス同士の相互接続を実現する。ビルや住宅全体を網羅するネットワークの構築が可能になることから、「ホームオートメーションおよび産業オートメーション向けアプリケーションの開発が促進される」としている。