三菱電機はこのほど、「パートナーに対する意識と実態調査」の結果を発表した。調査は10月15日~23日、パートナーと同居する20代~60代の男女500名(未婚80名、既婚420名)を対象にインターネットで行われた。

同棲カップル・夫婦の79.2%が「仲良し」

「仲の良いカップルかどうか」

はじめに、パートナーとの仲の良さについて聞いたところ、全体の約8割が「仲の良い夫婦(カップル)だと思う(42.8%)」「どちらかといえば仲のよい夫婦(カップル)だと思う(36.4%)」と回答した。また、結婚期間別で見ると、特に仲良し率が高い期間は「結婚後1年超~3年(89.4%)」や「妊娠期(87.7%)」であることが判明。一方、仲良し率が最も低かったのは「結婚後10年超~20年(62.3%)」で、結婚後20年を超えると、仲良し率が回復する傾向にあることがわかった。

"仲良し夫婦の条件"5つ

続いて、仲良しを自認する夫婦には共通する条件や習慣があるのかを探るため、パートナーとの接し方について30項目を挙げ、その中から、仲良し夫婦の自認率が高い5項目を"仲良し夫婦の条件"として採用した。

「仲良し夫婦の条件 (1)会話」

まず、一つ目の"仲良し夫婦の条件"は「会話」。「パートナーとはよく会話をする」と回答した夫婦の仲良し自認率は93.6%と高いのに対し、「パートナーとはあまり会話をしない」と回答した夫婦の仲良し率は38.6%と低く、その差は55ポイント。パートナーとの会話が、仲良し夫婦の第一条件であることがわかった。

「仲良し夫婦の条件 (2)寝室 (3)外食」

続く二つ目は「寝室」について。「パートナーとは一緒の部屋で寝ている(91.6%)」と回答した夫婦の仲良し自認率は、「一緒に寝ていない(43.8%)」夫婦の倍以上。また、三つ目の条件となる「外食」については、「パートナーと一緒に外食することがよくある」と回答した夫婦の仲良し自認率は89.8%に対し、「パートナーと一緒に外食することはまれ」と回答した夫婦の仲良し率は44.2%という結果となった。

そのほか、4つ目には「週末はパートナーと一緒に時間を過ごすことが多い」が、5つ目には「パートナーと食卓を囲むことがよくある」といった項目が、"仲良し夫婦の条件"として採用された。

エアコンの温度差1~3℃でイラっと……

「パートナーに対してイラッとすること」

次に、日常生活でパートナーに対してイラッとすることについて尋ねたところ、「家電製品のつけっぱなし(57.4%)」を筆頭に、「照明のつけっぱなし(55.5%)」「エアコンの温度設定(50.7%)」「コミュニケーションの不足(49.0%)」「部屋の掃除 (48.8%)」の順となった。

「イラッとするエアコンの温度設定差」

続いて、これから寒さが本格化するにつれ、同じ部屋で過ごすパートナーとのイライラ度が高まるであろう「エアコンの温度設定」について詳しく見てみることに。

エアコンの温度設定でイライラ経験がある213名を対象に、何度の温度差でイライラしたか尋ねたところ、「1~3℃低い(39.4%)」または「1~3℃高い(38.5%)」が多く、わずか1~3℃の温度差でも多くの人がイライラすることが判明。

また男女別で見ると、夫は自分の理想温度と「1~3℃高い(59.1%)」ことにイラッとし、妻は「1~3℃低い(49.6%)」ことにイラッとしていることがわかり、3℃以内の温度差でイライラする人は、イライラ経験者の7割を占めたが、夫婦全体でも35.5%にあたり、世の中の夫婦の3組に1組は、3℃以内の温度差でイライラしていることがわかった。

ちなみに、この問題の解決策は「どちらかが妥協する」ことで、どちらかというと妻(35.2%)よりも夫(58.0%)が折れるケースの方が多かった。