東急不動産、東急百貨店、東急ハンズの3社は11月17日、東急不動産が東京・銀座に2016年春の開業予定で建設中の大型商業施設「(仮称)銀座5丁目プロジェクト」において、東急百貨店と東急ハンズがそれぞれ新業態で出店するとして概要を発表した。

東急百貨店と東急ハンズの新業態店舗のイメージ

同施設は「Creative Japan~世界は、ここから、おもしろくなる。~」をコンセプトとし、アパレル・雑貨・飲食など、約120の各種店舗が出店予定という。このうち、東急グループのリテール部門の中核というる東急百貨店と東急ハンズが、伝統と革新が共存する銀座エリアの魅力を受け継ぎ、これまでに無かった全く新しい業態を銀座に出店するとしている。

東急百貨店は百貨店ならではの編集力を生かし、ファッションを楽しみながらなりたい自分にアップデートしていく大人の女性である“セルフィスタ"をイメージ・ターゲットとした、大型のファッション・セレクト・ストア「HINKA RINKA(ヒンカ リンカ)」を3~5階の一部に出店。これまでに無かったという新しい大人のファッションを提案するとのこと。 東急ハンズは、「明日を楽しむきっかけ」を求める人々をターゲットにした新業態「HANDS EXPO(ハンズエキスポ)」を7階に出店し、「和・都・知・美・食」という5つの視点から独自のカルチャーを発信するという。

同施設は、東急グループがこれまでに培ってきたノウハウを生かしながら、国内外から高い関心を集める銀座地区で新しい価値と体験を利用客に提供し、来街者が必ず立ち寄る新名所として、銀座と日本、日本と世界を繋ぐゲートウェイとなることを目指すとしている。

HINKA RINKAのイメージ

HINKA RINKAは、約600坪(3階~5階の一部)の店内で「新しい大人のファッション」を提案するとのこと。名称には、「品格」を持ち「凛」として生きる女性や、そういった生き方に憧れる女性のためのストアでありたいという想いを込めたという。コンセプトは「キモチストア」であり、従来のアイテム編集ではなく、気持ちを軸にした新しい売場編集で、バイヤーの目利きにより国内外から選択した旬で高感度なアイテムをクロスMDで展開するとしている。思いがけないモノとの出会いや発見による高揚感や憧れ、共感など、様々な気持ちを創出するとのことだ。

HANDS EXPOのイメージ

ハンズエキスポは「カルチャーをつなぎ、カルチャーを育む」をコンセプトにしたカルチャー・モールとして、「何かにハマるきっかけに出会える」店舗であり、また「モノだけでなく、ヒト(共感)をつなぐ」場にするという。 カルチャーを視点とした「共感カテゴリー」を設け、「和・都・知・美・食」の5つのカルチャー・ゾーンで構成する。複数のテーマからなる各カルチャー・ゾーンはお互いが溶け合い、また化学反応を起こし、訪れる人々を刺激するとしている。また、「参加し、味わい、出会いがある」ステージを設けたカルチャーを発信するカフェも併設するとのこと。