凸版印刷は、クレジットカード「JALカード」の申込受付において、タブレット端末でのタッチペンによるデジタル申込システムの提供を、2015年11月11日に成田国際空港をはじめとして、順次全国の空港で開始すると発表した。

従来、空港でJALカードを申し込むには、カード申込者が所定の申込書にその場で必要事項を記入して係員に手渡すか、受け取った申込書に必要事項を記入して郵送する必要があったが、今回、ジャルカードは凸版印刷の「SpeedEntry plus」を導入したことにより、タブレット端末上のタッチペン操作による選択入力と、文字認識エンジンに対応した手書き文字入力を行うだけで、カード申込手続きがその場で完了。申込手続を約10分に短縮するという。

「SpeedEntry plus」を採用した、JALカード申込受付システムのイメージ

また、従来の手書きによる申込書では必要だった記入不備確認が不要なだけでなく、タブレット端末から顧客情報をジャルカードが管理する会員システムへ直接登録できる。

今後は、凸版印刷は、「SpeedEntry plus」を金融機関の口座開設やカード申込だけでなく、各種会員カードやポイントカードなどの申込受付システムとして拡販、2016年に関連受注を含め約10億円の売上を目指す。