スマホゲームへの課金額は日本がダントツ1位 - 月間平均約3000円を使う

末岡洋子  [2015/11/16]

日本のゲーマーはスマホゲームに毎月約3,000円を課金

米国の調査会社EEDARが、北米(米国とカナダ)、日本、中国、韓国の4地域におけるモバイルゲーム市場に関する報告書「Deconstructing Mobile & Tablet Gaming 2015」を公開した。それによると、日本のユーザーが毎月モバイルゲームへ課金する額は平均24.06ドルで、他国と比べ突出しているという。

同社は、スマートフォン、タブレットなどのモバイル機器で、アプリストアから入手したゲームをプレイする動向について調査。世界のモバイルゲームユーザーを15億人と見積もっており、その中でも規模が大きい4市場を取り上げた。

日本のゲーマー数は4,580万人。これは韓国の1,930万人を上回ったが、そもそもの人口規模から中国(ゲーマー数3億1480万人)、北米(同1億3650万人)より少ない。

属性をみると、男女の偏りは日本がもっとも高く、男性が58%だった。ちなみに韓国は男性57%、中国は男性54%と女性より少し多い程度、北米では女性が55%と男性を上回っている。平均のゲーム時間は中国が最も多く週4.3時間、日本は北米と同じの週3.5時間だった。

各国ゲーマーの年齢と性別。日本、韓国、中国は男性が多いが、カナダと米国(北米)では女性が多い。平均年齢は34歳~36歳

属性では大差がなかったが、ゲームに費やす金額は4市場で大きく異なっている。日本はゲーマー1人における月に使う平均額が24.06ドルで、韓国の12.83ドルの2倍近くとなった。なお、米国は6.61ドル、中国は2.88ドルであり、日本が突出して多くの金額を費やしていることがわかった。

日本では年100ドル以上をゲームに費やす「ヘビープレイヤー」の比率が8%となり、これも他地区の3~5%をしのぎトップだった

日本のユーザーがゲームをプレイする端末のうちもっとも多いのは、「スマートフォンのみ」(2,520万人)で、ついで「スマートフォンとタブレットの両方」(1,510万人)。OS別ではiOSとAndroidがともに45%。北米、中国、韓国の3市場ともAndroidの方が多かったのに対し、日本ではiPhoneのシェアの高さが反映された形となった。

モバイルゲームをする理由は、日本では「時間つぶし」が最多、3番目「安いまたは無料だから」、4番目「リラックスのため」、5番目「休憩」は北米と同じだが、2番目に多かった「便利なデバイスで提供されているから」は北米とは異なっている。

新しいゲームを知るきっかけとしてもっとも多く挙がったのは、「TV広告」。このほか「ランキング」「特集」などアプリストアから情報を得ていることもわかった。これも北米(「口コミ」「人がプレイしているのを見た」「ソーシャルメディアで友達が言及していた」など)とは異なる点だ。

日本のゲームユーザーはモバイルゲームについての情報をシェアする比率がもっとも低く、63%だった。中国では83%、北米は77%などとなっており残り3市場に比べると、日本のゲーマーにとってゲームとソーシャルとの交わりは薄いといえそうだ。

「Deconstructing Mobile & Tablet Gaming 2015」はEEDARのWebサイトで公開している。なお、データを閲覧するにはユーザー登録が必要。

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