制作会社破綻で頓挫した劇場アニメ『虐殺器官』、新スタジオで制作再開決定

 

アニメ制作会社・マングローブの経営破綻により制作が中断していた劇場アニメ『虐殺器官』が、新たに設立された新スタジオ「ジェノスタジオ」によって制作が再開されることが13日、発表された。

劇場アニメ『虐殺器官』 (C)Project Itoh/GENOCIDAL ORGAN (C)Project Itoh/HARMONY

ジェノスタジオは、アニメーション映画の企画プロダクション・ツインエンジンの100%子会社として現在登記中。スタジオ名は作品の英語タイトル『GENOCIDAL ORGAN』に由来する。チーフプロデューサー・山本幸治氏が代表取締役を務め、制作再開後は10月に設立された制作プロダクション・絵梦との協業を予定しているという。

ツインエンジンによると、「ジェノスタジオはマングローブとは全く別の新たなスタジオ」。映画は2016年中の完成を目指し、村瀬修功監督はじめメインスタッフは続投する。「制作体制を強化しての制作再開」をする構えだ。

今回の発表に際し、村瀬監督は「誰も予想できない事態が起こってしまいましたが、こうして制作継続が決まったのは、伊藤計劃さんが与えてくれた好機のようにも考えることができます」と前向き。「山本チーフプロデューサーが立ち上げてくださった"ジェノスタジオ"には、主要スタッフも再び集まってくれています」と賛同したスタッフに感謝し、「皆さんの期待に応え良い作品を作る為、スタッフ一同制作に邁進する所存です」と意気込む。

一方、ジェノスタジオ代表・山本幸治チーフプロデューサーも「マングローブの経営破綻により、制作継続が危ぶまれましたが、何とか制作再開にこぎつけることができました」と報告。「お客さんの期待を裏切らずに済んだことが何よりです」と胸をなでおろした。

また、「その責任を果たしたいという意志を示してくれたフジテレビをはじめ製作委員会各社に感謝いたします」と謝意を示した上で、「今回のマングローブの問題は業界全体の問題であり、他人事ではないと感じています。『虐殺器官』をきっかけに生まれたスタジオが、業界を変えていく最前線になればと思っています」と問題も提起した。

夭折の作家・伊藤計劃氏の原作小説『虐殺器官』『ハーモニー』『屍者の帝国』を劇場アニメ化する一大プロジェクト「Project Itoh」。『屍者の帝国』が10月2日、『ハーモニー』が11月13日に全国公開を迎えた中、9月末にマングローブが経営破綻。制作中断と公開延期を余儀なくされ、ファンからは心配の声が上がっていた。

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