学情は、20代を対象にした就職情報サイト「Re就活」会員を対象に、就職・転職活動に関するWebアンケートを実施した。調査は9月1日~15日にかけて行い、400件の有効回答を得た。

ブラック企業に近いが、妥協できると思う条件1以は「残業が多い」

ブラック企業だと思う条件について聞いたところ、60.0%が「残業代がでない」と回答した。次いで「離職率が高い」(46.2%)、「セクハラ・パワハラがある」(35.1%)となっている。

ブラック企業だと思う条件

ブラック企業に近いが、妥協できると思う条件について聞くと、最も多い回答は「残業が多い」(45.3%)だった。残業自体を問題視するのではなく、残業代が支払われない「サービス残業」が問題だと考える20代が大半のようだ。2位は「ネット上に悪い噂が多い」(41.8%)、3位は「給料が安い」(26.2%)だった。

ブラック企業に近いが、妥協できると思う条件

転職する理由を聞いたところ、第二新卒の転職理由は「やりたい仕事に挑戦したい」(37.8%)が最も多く、前年より2.4pt増加した。一方、「会社の将来性に不安」(9.8%)は前年より-7.3ptと大きく減少している。「人間関係が合わない」(26.2%)と回答した20代は前年より5.3pt増加し、人間関係を重視する傾向が高まっていることがわかる。

転職する理由

契約社員としての勤務について聞くと、「勤務したくない」(36.9%)が前年より+10.3ptと大幅に増加した。「進んでは選択しないが、内容や条件が良ければいい」(16.0%)は16.3pt減少している。契約社員としての勤務を拒否する傾向が強まり、正社員志向がより強くなっていることがうかがえる。

「契約社員としての勤務」をどう思うか