幕張メッセで13日まで開催される「第4回鉄道技術展」にて、総合車両製作所(J-TREC)は「総合力 -究める-」を出展テーマに、自社製次世代ステンレス車両「sustina(サスティナ)」を中心とした展示を行っている。

鉄道技術展の総合車両製作所(J-TREC)ブース

「sustina」は総合車両製作所が設計・製造し、次世代に向けた新技術を搭載したステンレス車両のブランド名。先駆車両となる東急電鉄5050系5576号車が2013年に完成した後、2014~2015年にかけてJR東日本の烏山線用蓄電池電車EV-E301系(ACCUM)・新潟地区向け新型車両E129系・仙台地区用ディーゼルハイブリッド車両HB-E210系が設計・製造された。今月末には山手線向け新型車両E235系もデビューする予定だ。

今回の鉄道技術展では、同社ブースの受付も「sustina」シリーズの車両をイメージしたデザインに。クロスシート・ロングシートや優先席フリースペース、3連デジタルサイネージなどを設置した「sustina」室内モックアップも設置されている。長寿命で省エネ性・リサイクル性に優れたステンレス車両の強みを生かし、車両デザイン・技術・サービス・メンテナンスなどあらゆる面で"究めた"車両を提案していくという。