JR東日本は9日、スマートフォン向けアプリ「JR東日本アプリ」において、駅を降りた後の交通機関や地域の情報を提供する実証実験を行うと発表した。サービス開始は11月19日を予定している。

「JR東日本アプリ」実証実験の画面イメージ。JR東日本情報だけでなく、バスや鉄道などの情報を提供する

「JR東日本アプリ」は、JR東日本全路線の列車運行情報や全駅の構内図・駅設備情報・時刻表などが閲覧できるアプリ。今回は実証試験として、東京駅・武蔵小金井駅・東小金井駅・武蔵境駅の4駅で、駅に接続する交通機関の情報や駅周辺の観光地などの地域情報を試験的に提供する。

提供する交通機関の情報は、列車やバスの発車時刻・乗車場所(列車位置・バス乗り場)・運行情報、タクシー乗り場やタクシー会社連絡先、レンタサイクルの空き台数など。「JR東日本アプリ」を開き、「実験に参加する」から「鉄道・バス・地域情報」を選択し、さらに知りたいエリアを選択することで、情報にアクセスできる。これに合わせて、東京駅丸ノ内南口改札(改札外)・八重洲中央口改札(改札内)、武蔵小金井駅(改札外)のデジタルサイネージでも、JR東日本アプリと同じ情報を自動表示する実証実験を行う。試験期間はどちらも2016年2月26日までの予定。