シャープは11月9日、「プラズマクラスターエアコン Xシリーズ」を発表した。冷房定格能力が2.2kW(6~9畳)~7.1kW(20~30畳)の9モデルで、発売は12月11日。価格はオープン。推定市場価格は冷房定格能力によって異なり、230,000円前後から350,000円前後だ(いずれも税別)。

Xシリーズ

Xシリーズは、内部を清潔に保つ「風クリーンシステム」を搭載したルームエアコン。従来の風クリーンシステムに、「掃除アシストブラシ」を追加した。掃除アシストブラシは、エアーフィルターの内側に入り込んだホコリや油汚れを押し出し、ホコリの侵入を防ぐ。かき取ったゴミはダストボックスへ集められる仕組みだ。エアコンを使用していないときに、カビの発生しやすい20℃以上、湿度70%以上になると自動でファンを逆回転させ、高濃度プラズマクラスターイオンを充満させる機能も持つ。これらによって、吹き出す風に含まれるカビ菌を約99%低減できる。

「高濃度プラズマクラスター25000」により、部屋の床面まで高濃度のプラズマクラスターを届けて、室内のカビや付着臭の分解・除去が可能だ。カーペットに染みついた汗の匂いまで消臭する「パワフルショット」や、部屋干しの生乾き臭を抑える「部屋干しモード」といった機能を搭載する。吹き出し口周辺のルーバーは、取り外して水洗いできるのも特徴だ。

2015年1月発売のSXシリーズと比較して、空気の吸い込み口と送風ファンは大型化された。これにより、送風効率がアップ。さらに、熱交換器の有効面積を13%拡大することで、従来機と比較すると約5.8%ほど省エネ性能が向上しているという。サイズは9モデル共通で、室内機がW798×D370×H295mm、室外機がW800×D300×H630mm。