JRグループは2016年1月1日から3月21日まで、京都市・京都市観光協会などと共同で、京都デスティネーションキャンペーン「京の冬の旅」を開催する。今回で50回を迎えることを記念し、1月18日に下関駅を発車する特別な「トワイライトエクスプレス」は「京の冬の旅50回記念号」として運転される。

特別な「トワイライトエクスプレス」。1月18日の下関発の列車は「京の冬の旅50回記念号」に

特別な「トワイライトエクスプレス」は、寝台特急「トワイライトエクスプレス」の24系客車を「ロイヤル」「スイート」中心の編成に組み直した団体臨時列車。今年5月以降、山陽コース・山陰コースなどで運転されたが、2016年3月をもって運転終了となる。「京の冬の旅50回記念号」は下関駅を1月18日10時37分頃に発車。山陽本線を走行し、琵琶湖一周を経て翌19日17時43分頃、京都駅に到着する。

同列車では、キャンペーンテーマ「禅 -ZEN- ~禅寺の美 日本文化の美~」に合わせた法話をはじめ、舞妓との歓談や記念撮影、和菓子の製作実演・試食など、京都の伝統文化を感じられるおもてなしを予定しており、「お客様に特別な思い出となる旅をお届けします」とのこと。主催旅行会社は日本旅行とされている。

京都デスティネーションキャンペーンは1967(昭和42)年1月に始まり、今回で50回を迎える。これを記念し、今回は「伝統産業・文化」「朝観光・夜観光」「京の食文化」の3つのテーマの下、50のイベントを実施するという。

普段は見学できない非公開文化財も、庭園・仏像・襖絵・建築など16カ所にて期間限定で特別公開。京都を巡る定期観光バスも、この冬だけの特別コースをはじめ、手軽に観光できる半日コース、今回新たに運行開始される「大人の修学旅行」コースや「朝」コースなど、多様なニーズに対応する。「京都の魅力を体験いただけるよう取り組みますので、ぜひこの冬の京都へお越しください」とJRグループは発表している。