The FreeBSD Foundation is a 501(c)(3) non-profit organization dedicated to supporting the FreeBSD Project.

FreeBSD Foundationは11月3日(米国時間)、TwitterでFreeBSDが64ビットARMv8プロセッサに対応したことを伝えた。対応したプロセッサはCaviumのThunderXで、ARMv8アーキテクチャを実装している。ソケット当たり48コアまでスケールし、2ソケット構成で最大96コアまで拡張可能。今回の開発でFreeBSDは96コアARMv8プロセッサで動作するようになった。

96コアARMv8プロセッサでFreeBSDが動作している様子は「Semihalf's ARM64 blog #1: The FreeBSD on the 96 CPU ARMv8 SoC|ARM Connected Community」に掲載されている動画で確認できる。開発に取り組んだSemihalfは今後ARMv8およびThunderXのサポートをTier-1にしたいとしており、amd64/i386と同様に最も高いレベルでのサポートを提供していく意向を示している。

FreeBSD comes to 64-bit ARM

動作が確認されたチップはソケットごとに主記憶メモリを最大で128GBまでサポート。ネットワーク・インタフェースはファイバー/コッパーの双方で1/10/20/40GbEの設定が可能。加えて、PCIe3.0やSTAT 3.0などを備えている。ARMv8ベースのサーバ・プラットフォームとしては現在、最も性能が高いものに分類される。

64ビット版のARMをベースとしたプロセッサはメニーコア化が進められており、これまでIntelがプロセッサを提供してきたラックマウント・サーバやデータセンターでの採用も検討されている。今回の開発をへてFreeBSDはメニーコアARMプロセッサを活用するためのオペレーティングシステムとしてのポジションを得つつある。