Evernoteは11月4日(米国時間)、iOS用「Evernote」アプリのバージョン7.9の提供を開始した。ノートにカラフルな手書きスケッチ機能を追加、iOS 9のiPad向け新機能「Split View」(対応機種: iPad Pro、iPad Air 2、iPad Mini 4)をサポートする。

手書きスケッチは、ノートの編集画面を開いて鉛筆マークのアイコンをタップすると手書き入力画面に切り替わり、すぐに書き始められる。指、Evernoteがマーケットで販売している「Jot Script 2」、iPad Proで使用できるAppleの「Apple Pencil」、他のスタイラスの使用が可能。ペン、蛍光ペン、消しゴム、選択ツールなどが用意されており、ペンや蛍光ペンのアイコンをタップして簡単に色や線の太さを変更できる。また3D Touch対応機種では、画面に触れる力の強弱で線の太さを変えられる。

手書きが完了するとノートに収まるように自動的にサイズが整えられ、ノート上でテキストや写真と組み合わせることも可能。保存した手書きを含むノートはEvernoteに同期され、他のiOSデバイスやAndroidデバイスのEvernoteアプリでも手書きスケッチを編集できる。Macでは表示のみになる。

Split Viewは、iPadの画面に2つのアプリを並べるマルチタスク機能だ。これまでWebページのコンテンツをノートに貼り付ける場合、SafariとEvernoteを切り替えなければならなかったが、Split Viewで2つのアプリを並べて、素早くコピー&ペーストを行える。