アイ・オー・データ機器は4日、超解像技術「ギガクリア・エンジンII」を搭載する液晶ディスプレイとして、23.8型モデル「LCD-RDT242XPB」と27型モデル「LCD-RDT272XPB」を発表した。11月下旬から発売し、価格はオープン。店頭予想価格(税別)は「LCD-RDT242XPB」が44,800円前後、「LCD-RDT272XPB」が59,800円前後。

LCD-RDT242XPB

LCD-RDT242XPB

「LCD-RDT242XPB」は、独自の画像処理アルゴリズムに基づき低解像度の映像を拡大し、ぼやけ成分を推定して補正を加える超解像技術「ギガクリア・エンジンII」を搭載する23.8型ワイド液晶ディスプレイ。

入力解像度にあわせて超解像技術や高画質機能の調節範囲を自動設定し、解像度に適した高画質表示を行う。ブロックノイズリダクションにより、動画などに含まれるブロックノイズを検出してノイズを低減。人物の肌色については、滑らかに見せるため肌色部分には超解像技術を使用しないなどの工夫もされている。画面全体のコントラストを解析して、白飛びや黒つぶれを調節する機能も搭載。

内部遅延時間は0.05フレームで、ゲーム画面の暗い部分のい視認性を高める「Night Clear Vision」を搭載。そのほか、ブルーライトを低減する「ブルーリダクション」や「フリッカーレス設計」を採用することで、目にかかる負担も軽くしている。

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液晶パネルには高透過率のAH-IPSパネルを使用。フレームの最小幅が約6.4mmの極細フレームデザインにより、ディスプレイを並べても境界に違和感はない。また、HDMIのCEC機能に対応しており、対応ゲーム機の電源と液晶ディスプレイの電源連動などが可能。同梱のリモコンからは、ゲーム機の操作も行える。

主な仕様は、画面サイズが23.8型ワイドの非光沢(ノングレア)、解像度が1,920×1,080ドット(フルHD)、視野角が上下左右とも178度、輝度が250cd/平方メートル、コントラスト比が1,000:1、応答速度が14ms(GTG)で、オーバードライブオン時が3.2ms(GTG)。

映像入力インタフェースはHDMI×4(1基はMHL)、DVI-D×1、D-sub×1。2W+2Wのステレオスピーカーを搭載し、スタンドのチルト角度は上20度/下5度。VESAマウント100mmに対応する。本体サイズはW540×D170×H391mm、重量は約4.4kg。


LCD-RDT272XPB

「LCD-RDT272XPB」は、画面サイズが27型ワイドのモデル。基本機能や仕様は「LCD-RDT242XPB」とほぼ共通。相違点は、スピーカーが2.5W+2.5Wになっていること。本体サイズはW643×D230×H445mm、重量は約6.8kg。

LCD-RDT272XPB

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