宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11月2日、小惑星探査機「はやぶさ2」を正確に地球スイングバイさせるための軌道修正であるTCM(Trajectory Correction Maneuver)の実施予定を発表した。

発表によれば、TCM-1を11月3日、TCM-2を11月26日、TCM-3を12月1日に実施し、TCM-1およびTCM-2実施後に次のTCMが必要かどうかを判断する。なお、実施時刻やスラスタの噴射時間については、「はやぶさ2プロジェクト」のウェブサイト上で公表するとしている。

「はやぶさ2」の地球スイングバイは12月3日に実施される予定。地球スイングバイ後、2018年6-7月に目標とする小惑星「リュウグウ」に到着、科学観測やサンプル採取を行った後、2020年11-12月に地球へ帰還する計画となっている。

スイングバイをするはやぶさ2の想像図 (C)池下章裕氏/JAXA