KADOKAWAアスキー・メディアワークスと角川アスキー総合研究所は28日、「子どもライフスタイル調査2015秋」の結果を共同発表した。調査は8月1日~9月19日にかけて、同社が発行する雑誌『キャラぱふぇ』読者の女子小学生477名と保護者男女477名を対象に実施した。

4割の女子小学生、「タブレット」を学習に使用

女子小学生に対して「タブレットの使用有無」を聞いたところ、42.3%が「使っている」、56.8%が「使っていない」と回答した。

「使っている」と回答した人の内訳をみると、1位は「家族のタブレットを借りて使っている」(29.6%)だった。次いで、2位は「通信教育で使っている」(8.2%)、3位は「学校の授業で使っている」(4.2%)と続いた。

「タブレットの使用有無」(女子小学生全体)

女子小学生に「タブレットの使用用途」を聞くと、1位は「ゲーム」(64.9%)。次いで、2位は「学習」(47.0%)、3位は「動画を見る」(41.6%)と続いた。

「学習」と回答した人に、「紙の本・ドリル」と「タブレット」ではどちらが学習しやすいか尋ねた。その結果、「タブレット」(20.0%)と「どちらかと言えば『タブレット』」(22.1%)とで約42%が「タブレット」と回答した。一方、「紙の本・ドリル」と回答した割合は、「紙の本・ドリル」(15.8%)と「どちらかと言えば『紙の本・ドリル』」(15.8%)を合わせた約32%となり、「タブレット」を下回った。

「タブレットでの勉強について」(タブレットを学習に使用している女子小学生)

女子小学生の保護者に、「紙の教科書」と「デジタル教科書」のどちらで学習させたいか尋ねたところ、60.4%で「『紙の教科書』と『デジタル教科書』の両方が良いと思う」が最多となった。次いで、「『紙の教科書』だけで良いと思う」(33.1%)、「『デジタル教科書』だけで良いと思う」(3.4%)と続いた。

「デジタル教科書について」(保護者全体)

「デジタル教科書だけで良いと思う」「両方が良いと思う」と回答した女子小学生の保護者に、デジタル教科書が良いと思う理由を聞くと、一番多かった理由は「楽しく学習できそうだから」だった。以降、「動画や音声で学習することができそうだから」「立体的な映像で資料を見ることができそうだから」という理由が続いた。

一方、デジタル教科書が良くないと思う理由では、「デジタル教科書では、字を書かなくなると思うから」が一番多かった。次いで、「視力が低下すると思うから」「線を引いたり、書きこんだりできないから」を理由とする声があがった。