オウチーノはこのほど、「若手ビジネスパーソンの『ストレス』実態調査」の結果を発表した。調査は10月9~13日の期間にインターネット上で行われ、1都3県(神奈川県、埼玉県、千葉県)在住の20~39歳のビジネスパーソン654名から回答を得た。

80.0%の人がストレスを感じていることがわかった

はじめに、「日頃ストレスを感じることはありますか? 」と聞いた。結果は、「とても感じる」という人が37.5%。「時々感じる」(42.5%)と回答した人とあわせると、80.0%の人がストレスを感じていることがわかった。また、男女別に見ると、「とても感じる」「時々感じる」と回答した人が男性は74.8%だったのに対し、女性は85.1%となり、同社は「女性の方がストレスを感じやすいようだ」と分析している。

ストレスを感じているという人を対象にその理由を質問したところ、「仕事で非効率なプロセスを要求されるとき」(32歳/男性)や、「上司や先輩からパワハラを受けているから」(29歳/男性)など、仕事に関するものが多くあがった。

仕事関係の理由が上位を独占した

次に、ストレスを「全く感じない」と回答した人以外を対象に、ストレスの主な原因を調査した。最も回答が多かったのは「職場環境」(20.4%)で、次いで「上司」(20.1%)、「収入」(19.1%)と続き、仕事関係が上位を独占した。「職場環境」と回答した理由については、「意見を言いづらい雰囲気がある」(27歳/女性)という声があったほか、「マニュアルが定まっていないので非効率で無駄な作業が多い」(32歳/女性)という意見もあった。

「精神的問題が生じた」人のほうが、「身体的問題が生じた」人よりも多かった

さらに、ストレスが原因で身体的、もしくは精神的問題が生じ、医者に診てもらったことがあるかも調べた。結果は身体的な問題で医者に診てもらったという人は20.1%、精神的な問題では16.2%となった。また、医者に診てもらった、診てもらっていないに関わらず「身体的問題が生じた」ことがある人は39.5%いた一方で、「精神的問題が生じた」ことがある人は40.7%となり、わずかではあるが「精神的問題が生じた」人のほうが多いことがわかった。

最後に、ストレスをためないために行っている対策を聞いたところ、「たくさん睡眠をとる」が21.4%と最も多かった。具体的には、「土日に寝だめする」(26歳/女性)や「目覚ましをかけずに寝る」(32歳/女性)などの声が聞かれた。