シチズン、日本とスイスの伝統が融合した最高峰の機械式時計「カンパノラ」

 

シチズン時計は11月中旬から、高級時計ブランド「カンパノラ」誕生15周年を記念した最高峰の機械式モデル、カンパノラ メカニカルコレクションを発売する。「琉雅(りゅうが)」、「紅明(べにあけ)」、「聚楽(じゅらく)」という3モデルをラインナップし、税別価格は紅明が750,000円、琉雅と聚楽が800,000円。

左から、琉雅(りゅうが)、紅明(べにあけ)、聚楽(じゅらく)

今回の3モデルは、日本三大漆器のひとつである会津漆の伝統工芸士・儀同哲夫氏による漆文字板と、2012年にシチズンの傘下となったスイスのラ・ジュー・ペレ(La Joux-Perret SA)社の機械式ムーブメントを採用。儀同哲夫氏は、カンパノラの2002年モデルから制作に携わっている。琉雅、紅明、聚楽の文字板は、すべて手作業で制作され、同じものはひとつとしてない。1枚の文字板が完成するまでには、実に3カ月を要するという。

琉雅の文字板は、下地を作るために漆の塗布と乾燥を5回以上繰り返す。1回に塗られる漆の厚さは30ミクロン(1,000分の30ミリ)という精緻さ。完成した下地には、細かく加工した貝を1枚ずつ載せ、さらに漆を重ねて研磨する。漆や貝の厚みによる濃淡が生まれ、風格をまとう。

琉雅

紅明は、琉雅と同様の下地に銀粉をまき、赤玉虫色の漆を薄く塗って銀粉を密着。そこから、炭や砥の粉(とのこ)で磨き、さらに赤玉虫色の漆を塗って研ぐことで、中央部が明るい紅色のコントラストを生み出す。

紅明

聚楽は、5層に塗り重ねた黒漆の上に金粉(粒子の丸い純金)をまき、さらに黒漆を薄く塗る。紅明と同じように炭や砥の粉を用いて研磨しつつ、中央部に光沢を持たせることによって、艶やかで渋みのある金の輝きが独特の美しさを奏でる。

聚楽

そのほか主な仕様は、ケース素材はステンレス、ケースサイズは径42×厚さ14mm(設計値)、風防はデュアル球面サファイアガラス(シリコン加工物による多層コーティングで反射を抑制)、裏ぶたはスクリュー式シースルーバック(サファイアガラス)、防水性能は日常生活用防水、最大巻上時の駆動時間は約42時間。

なお、聚楽は、全国12店舗のシチズンコンセプトショップのみで販売され、限定50個となる。

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