ON Semiconductorは、スマートフォン、ウェアラブル端末、ボイスレコーダといった基板サイズの制約が大きい小型組込機器にフォーカスし、1656KBのSRAMとハードウェア・アクセラレーションを備えたハイレゾリューション・オーディオ処理SoC「LC823450」を発表した、

同製品は、ARM Cortex-M3コアプロセッサと、ハードウェアベースのMP3エンコード/デコードと無線オーディオ・サポートを備えた独自の32ビット/192kHz オーディオ処理エンジンを搭載。また、ロイヤリティおよびライセンスフリーのDSPコードサンプルも複数用意されているため、ソフトウェア開発のスピードを速め、開発コストを最小限に抑えることができるとする。

また、大容量のオンチップSRAMの搭載により、コンパニオンチップが不要なほか、製品設計者は、SPI、I2C、SDカード、UARTなどの業界標準インタフェース各種を用いることで、融通性の高い接続端子を組み込むことができるという。

なお同製品は、5.52mm×5.33mmのWLP-154パッケージを採用しており、1000個注文時の単価は8.34ドル。TQFP-128Lパッケージ品も用意されており、こちらは450個単位の注文時で単価は8.00ドルとしている。

オーディオ処理SoC「LC823450」のパッケージイメージ