日商エレクトロニクス(日商エレ)は10月29日、MITシステム研究所のコンタクトセンターCRMパッケージ「Quick CRM」を販売開始した。

同製品の特徴は、従来のパッケージ・ソフトウェアとフルスクラッチのソフトウェアの良い所をとった「デザイナーコンセプト」を採用している点。

CRMに必要な各種機能はオブジェクトとして提供され、GUIベースのデザイナーツールを利用すれば、ユーザーが自ら最適なシステムを組み上げることができる。

基本機能として、「コンタクトセンター機能」「業務支援機能」「業務設計デザイン機能」「PBX/CTI連携機能」が提供される。

コンタクトセンター機能は「インバウンド」と「アウトバウンド」の業務に対応。

インバウンド業務については、PBX/CTI連携により業務ごとに割り当てられているダイヤルイン番号によって対応する業務画面を立ち上げる機能(マルチインバウンド機能)、顧客情報のポップアップ表示などを提供する。 アウトバウンド業務については、コールリストを登録・抽出する機能、PBX/CTI連携で自動発信する機能(プレビュー・ダイヤル)、架電結果を登録し帳票などの指定フォームに出力する機能などを提供する。

今後、日商エレの債権管理システム、ワークフローシステム、電子帳票/文書管理システムなどの業務改善ソリューションパッケージとの連携機能を順次追加リリースする計画。