エクスペリアンジャパンはこのたび、消費者セグメンテーション・データ「Experian Mosaic Japan (以下、Mosaic)」が、Nearの「Allspark」に第三者データとして実装したされたことを発表した。

Allsparkとは、スマートフォンアプリから利用者の許諾を得て取得した位置情報のデータとそのほかの第三者データなどを掛け合わせ、モバイル・オーディエンスを構築できるというプラットフォーム。一方Mosaicは、郵便番号などの居住地情報から、家族構成や年収レベル、居住状況、オンライン・リテラシー、車所有状況など各種のライフスタイル情報を可視化できるというセグメンテーション・データだ。

AllsparkにMosaicを第三者データとして組み込むことにより、Allspark上にてオーディエンス構築を行う際に、位置情報に加えライフスタイル情報を利用できるようになる。これにより、より消費者の気持ちに寄り添ったターゲティングと広告出稿、メッセージ設定、コンテンツの配信を実現するほか、Mosaicの利用によりLook-Alikeモデリング(オーディエンス拡張)が実現できるため、潜在顧客へのアプローチなども可能となる。

MosaicとAllsparkの連携イメージ

同社によると、たとえば、カー用品の販促施策として、行楽シーズンに合わせたタイヤのディスカウント・キャンペーンを展開する場合、店舗の半径1km以内のターゲット・オーディエンスに対しキャンペーン告知バナーを表示するという条件に、ライフスタイル情報による推計を加えると、所有車種や家族構成による推定ターゲットの絞り込みや、メッセージの変更ができるという。