日本HPは28日、A4カラーインクジェット複合機「HP ENVY 4520」を発表した。11月13日から、量販店および直販サイト「HP Directplus」で発売する。価格はオープンだが、直販価格は10,800円(税別)。

HP ENVY 4520

2.2型のモノクロタッチ液晶を備えるA4カラーインクジェット複合機。プリンタ / スキャナ / コピー機能を搭載する。印刷速度はモノクロ9.5枚/分、カラー6.8枚/分となっており、自動両面印刷に対応。ランニングコストはL判写真で約22.9円/枚。

「らくらく印刷」をコンセプト、タッチパネルによるわかりやすい操作性とした。無線LAN機能を標準で搭載し、スマートフォンなどからの印刷にも対応する。給紙トレイは埃が入りにくい構造。静音モードにより印刷音も小さくなった。

給紙トレイ

液晶パネルのメニュー

インクシステムはカラー3色(染料系)一体型と黒(顔料系)の4色で、ノズル数はカラー1,800ノズル、黒328ノズル。インクカートリッジはヘッド一体型を採用。黒だけで印刷が可能なシングルカートリッジモードも利用できる。新たに増量インクも用意され、ランニングコストの低下にもつながっている。スキャン機能では最大A4サイズまでの読み取りが可能。イメージセンサーには光学解像度が1,200×1,200dpiのCISを採用。

主な仕様は、印刷方式がオンデマンド型サーマル・インクジェット方式、解像度が1,200×1,200dpi。メイン給紙トレイに最大100枚の用紙をセット可能。インタフェースはUSB 2.0、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN。本体サイズはW445×D367×H128mm、重量は5.4kg。対応OSはWindows XP(SP3) / Vista / 7 / 8 / 10、Mac OS X 10.8~10.10。