ソフトバンクは10月27日、充実したセキュリティ環境で提供するプライベートクラウド型の企業向けビジネスチャット「PrimeChat」の提供を開始した。

同サービスは、複雑なビジネスニーズに合わせてセキュリティ面や機能面を強化して充実させたグループチャットで、安全かつ簡単に使えるという。社内のグループメッセンジャーとして利用できるだけでなく、社外との情報共有基盤として活用することもできる。

マルチテナント方式ではなく、顧客ごとに専用環境(仮想環境)を用意するシングルテナント方式で提供される。利用状況を常に監視して、最適な環境になるようにサーバのリソースを柔軟に増強できるため、ストレスのない環境が提供できるとしている。

プライベートクラウド型(シングルテナント方式)による提供

1人に付与されたIDごとに課金する「PrimeChat ID」と、複数が属するグループごとに課金する「PrimeChat ルーム」の2プランが用意されている。「PrimeChat ルーム」は情報を共有したいある一定の人数をまとめたグループ(ルーム)単位で課金するため、これまでアカウントIDを付与しづらかったアルバイトや非正規社員の利用も容易になる。アルバイトが多い店舗などでも安価に導入でき、現場で収集した顧客ニーズを共有して素早い対策が打てるようになるという。

月額料金は、「PrimeChat ID」プランは、50IDで1万円、100IDで1万8000円、200IDで3万2000円、300~1000IDで4万8000円~16万円。「PrimeChat ルーム」プランのっ料金は、20ルームで3万円、30ルームで4万5000円、40ルームで6万円、50~100ルームで7万5000円~15万円となっている。

データセンターは国内にあり、顧客ごとに堅牢な仮想環境を用意。通信の暗号化(SSL)やダウンロード制限機能、誤送信防止機能などの詳細なセキュリティ設定にも対応している。