アメリカ航空宇宙局(NASA)は10月22日、「2015 TB145」と呼ばれる小惑星が10月31日(現地時間)に地球の近くを通過すると発表した。

「2015 TB145」は直径約400mの小惑星で、最接近時は地球から約48万kmの地点を通過するが、地球に対する小惑星の重力の影響はほとんど無いと考えられている。

ちなみに2027年8月には直径約800mの「1999 AN10」という小惑星が地球から約38万kmの地点を通過すると予想されているが、「2015 TB145」はそれまでに接近する小惑星としては最大クラスのものだと考えられている。

「2015 TB145」の軌道を表した図。(C)NASA/JPL-Caltech