ライオン リビングケア研究所はこのほど、訪問先の家庭のトイレを借用する時の使用実態や意識を調べるため、20~60歳代の男女1,000名を対象とした調査を実施し、その結果を発表した。

あなたは自宅に人を招く際トイレ掃除をしますか? (単独回答) n=500(女性)

あなたは友人や知人宅の洋式トイレ使用する際便座に触れる(直接座る)ことに対して抵抗がありますか? (単独回答) n=1,000

まず、来客を迎えるにあたってのトイレ掃除について実態を調査。女性500名の結果を見ると、約9割が来客前にトイレ掃除を実施しており、そのうち約6割が「いつもより念入りな掃除」を行っていると回答。この結果から、客が使うことが予想される「トイレ」をキレイにしておくことは、おもてなしの基本となっていることがうかがえる。

次に、自分が「客」の立場になった時に、訪問先のトイレを使用するにあたっての意識を調べた。女性は洋式トイレの便座に座る、男性は便座を上げる際に直接便器に触れることから、「便座に直接触れることに抵抗があるか」尋ねたところ、約半数の人が何らかの「抵抗がある」と回答し、中でも「非常に抵抗がある」と答えた人は約7%を占めた。

その理由を尋ねると、「目に見えない菌が気になる」「ほかの人も触れる場所だから」などの理由が上位を占めたという。同社は、「目に見えない菌や汚れに対する"不安"から、自宅以外の洋式トイレ便座に直接触れることに対して心理的に抵抗を感じている人がいることが分かった」とコメントしている。

「あなたは友人や知人宅の洋式トイレを使用する前に何か対処していることはありますか? 」という設問において、何かしら対処している人を対象にその内容を質問(複数回答) n=375

さらに、訪問先のトイレの使用実態について尋ねたところ、「使用する前に何か対処している」と答えた人は約4割。対処している内容で1番多かったのは、4人に1人が行っている「トイレットペーパーでから拭きする」であり、「腰を浮かせて便座に触らないように使う」「他人の家でも掃除用のトイレシートで拭いている」という回答もあったとのこと。この結果から同社は、「他人の家では菌や汚れを気にして"トイレを使用する前は便座を拭きたい"という欲求が高いことがうかがえる」と推察している。

同調査は、ライオン リビングケア研究所がトイレのふき取りクリーナー「ルックまめピカ」に関連したトイレの情報についてまとめた「知らなきゃ良かった トイレの秘密シリーズ」の第5弾。調査時期は8月で、20~60歳代の男女1,000名を対象にインターネット上で実施した。