フジテレビ系のオムニバスドラマ『世にも奇妙な物語』が、放送開始25周年を記念して、11月21日と28日(いずれも21:00~)に、初めて2週連続で放送されることが21日、明らかになった。

妻夫木聡主演×本広克行監督の新作より

11月21日は、これまでの487本の作品から視聴者投票で上位に選ばれた作品をリメイクする「傑作復活編」を放送。28日は、阿部サダヲ、妻夫木聡、竹内結子、中谷美紀といった主演陣で、山崎貴、本広克行といった映画監督が手掛ける「映画監督編」を放送する。

「傑作復活編」でリメイクされるのは、投票1位の『イマキヨさん』(松本潤主演、2006年3月28日放送)、4位の『昨日公園』(堂本光一主演、2006年10月2日放送)、6位の『ズンドコベロンチョ』(草刈正雄主演、1991年4月18日放送)、26位の『思い出を売る男』(小堺一機主演、1994年10月1日放送)、27位の『ハイ・ヌーン』(玉置浩二主演、1992年6月11日放送)の5本。

今回、各作品の演出は、『イマキヨさん』を高丸正隆、『昨日公園』を植田泰史、『ズンドコベロンチョ』を後藤庸介、『思い出を売る男』を岩田和行、『ハイ・ヌーン』を都築淳一が担当するが、主演は後日発表される。

『ズンドコベロンチョ』(1991年)

『思い出を売る男』(1994年)

『ハイ・ヌーン』(1992年)

一方の「映画監督編」も5本を放送する。阿部サダヲ主演・山崎貴監督作品は、自分の額に自分しか見えないバツ印が付いた銀行員の物語。妻夫木聡主演・本広克行監督作品は、独身・彼女なしの主人公に届いた「ウェアラブルライフサポーター」が人生を大きく動かすストーリー。竹内結子主演・佐藤嗣麻子監督作品は、棺おけのような狭い箱に閉じ込められ、スマホだけを頼りに助けを求めるという内容。中谷美紀主演・中田秀夫監督作品は、娘が深夜0時13分になると、うなされるようになるホラーだ。

もう1作品は、『呪怨』の清水崇監督が担当し、主演・内容は現在調整中。5人の監督のうち、山崎監督、中田監督、清水監督は、今回初めて『世にも奇妙な物語』の演出を手掛ける。

25年にわたって同番組にプロデューサー・演出として携わってきた、小椋久雄氏は「25年にもわたり番組を支え続けてくれた視聴者の皆さまへ感謝の気持ちを伝えるため、スペシャルを制作いたしました」と今回の意気込みを表明。また、「日本を代表する映画監督たちにモチベーション高く参加していただいております。豪華出演者陣もそろい、今からでき上がりがとても楽しみです」と期待を語っている。

阿部サダヲ主演×山崎貴監督の新作より

佐藤嗣麻子監督作品に主演する竹内結子

中田秀夫監督作品に主演する中谷美紀