レッドハットら4社、OpenStackを用いたクラウド型NFVの共同検証

 

レッドハットとデル、インテル、ブロケード コミュニケーションズ システムズ(ブロケード)の4社は10月20日、OpenStackを使用した通信およびサービス事業者向けクラウド型NFVソリューションの共同検証実験を実施したと発表した。

今回の検証では、1台のサーバに40インスタンスの仮想ルータ(vCPE)を集約。40Gbインタフェース最繁時における各インスタンスの通信性能を1Gbps均などに維持し、計40Gbpsの通信性能を達成した。これにより、通信・サービス事業者がサービス品質で競争力のある柔軟なサービスをコストを抑えながら開発が可能な新たな仮想クラウドWANサービスの提供に向けた取り組みを加速させる。

現在、ビジネスを支えるITプラットフォームの世界ではモバイル、ソーシャル、ビッグデータ、クラウドに代表される「第3のプラットフォーム」が市場を牽引している。このような要求に対応する新しいネットワークの形として求められているのが「New IP」と呼ばれるアーキテクチャーだ。

NFV(ネットワーク機能仮想化)は、従来の高価な専用ハードウェア機器の代わりにインテル アーキテクチャ(IA)ベースの汎用サーバを用いてネットワークの機能を仮想的に実現するもので、オープンソース技術を取り入れ、ソフトウェア・ベースのコントローラやオーケストレーション・ツールと連携し、シンプルさと俊敏性を最大化する。

従来、企業では各拠点に顧客構内設備(CPE)と呼ばれるさまざまなネットワーク機器を設置し、通信・サービス事業者のネットワークを介してWANを構成する必要があり、CPEの管理およびコストの面で負担となっていた。

こうした状況下において、4社はデルが設立したオープン標準を利用したクラウド環境を推進するコンソーシアム「Open Standard Cloud Association(OSCA)」を通じて、サービス事業者およびサービスを利用する企業の双方にメリットのある仮想WANサービスの実現に向けた検証を実施した。

クラウド型 vCPEソリューションのイメージ

これは、CPEなどのネットワーク・リソースを通信・サービス事業者側のクラウドにvCPEとして仮想的に集約して管理・運用するもので、サービス提供を受ける企業の管理およびコスト負担を軽減する一方、サービスを提供する事業者においても運用の簡素化とコスト削減というメリットをもたらす。今回の検証実験は、クラウド型vCPE(Cloud vCPE)を使用したNFVソリューションの商用化への弾みとなる。

なお、同実験はブロケード社内に設置している「NEW IPラボ」において、デルの「Dell PowerEdge R630サーバ」1台に、OpenStackを構成するレッドハットの「Red Hat Enterprise Linux Open Stack Platform 7」、ブロケードの仮想ルータ「Brocade 5600 vRouter」、インテルのデータプレーン開発キット(DPDK)などの製品技術を組み込んだ環境で2015年7月に行われた。

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