日立ソリューションズは10月16日、エンタープライズ型地理情報システム「GeoMation」において、日立製作所の高速データアクセス基盤「Hitachi Advanced Data Binderプラットフォーム」(以下、HADBプラットフォーム)と連携し、ビッグデータ活用を実現するための並列時空間検索機能を組み込んだオプション製品「GeoMation Option for Hitachi Advanced Data Binderプラットフォーム」の販売を10月23日から開始すると発表した。価格は個別見積もり。

「GeoMation」は保管する業務データを地図上で可視化して業務効率の向上を支援する地理情報システム。

「GeoMation Option for Hitachi Advanced Data Binderプラットフォーム」に組みこまれた並列時空間検索機能は、日立が総務省から受託した「G空間プラットフォームにおけるリアルタイム情報の利活用技術に関する研究開発」において、日立が研究開発したアルゴリズムを基に、日立ソリューションズが開発したもの。

「GeoMation」に「HADBプラットフォーム」と同製品を導入することによって、時間軸に応じた車両や人の位置情報や移動状況、気象情報およびSNSなどのビッグデータを高速に検索し、地図上に時系列に重ねて表示できるようになる。

企業や自治体はそれらを分析・加工することで、交通環境の改善や防災対策、販売促進施策などに活用することが実現される。

ビッグデータの可視化の例