ベリタステクノロジーズは10月16日、統合型バックアップ専用アプライアンス製品である「Veritas NetBackup 5330(NetBackup 5330)」の発売を開始した。新製品はストレージを備えた統合型バックアップメディアサーバで、パフォーマンスや容量、耐障害性を求める大規模企業のデータセンターに対応。同社の販売パートナー企業である伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)による先行販売となり、参考価格はいずれも税別で114TBモデルで4220万円~、229TBモデルで6450万円~。

「Veritas NetBackup 5330」

新製品はストレージポリシーと保護ポリシーを同時に管理し、複数のサイトやサーバ、プラットフォームでシームレスな利用を可能とした。また、使用可能容量が229TBまで拡大しており、バックアップおよびリカバリパフォーマンスを向上。特にリカバリパフォーマンスについては1時間当たり最大4.1TBのリカバリを実現している。

さらに、パフォーマンス、拡張性、管理の簡素化を必要とする企業に適しており、重複排除機能の有無にかかわらず、ディスクベースの優れたパフォーマンスと容量の拡張性がメディアサーバに求められる場合、100TB超のデータの保護を必要とする大規模環境向けにパフォーマンスと拡張性を優先したメディアサーバとして使用できる。

そのほか、データセンターまたはディザスタリカバリ(DR)先でバックアップシステムを集約して管理を簡素化する場合など、多拠点のリモートオフィスで既存製品の「NetBackup 5230」を使用して、単一の新製品にレプリケーションを集約することが可能だ。