ゆこゆこはこのほど、50代以上の男女を対象に実施した「シニアの目」に関する意識調査の結果を明らかにした。調査は9月30日~10月2日にかけて行い、2,145人から有効回答を得た。

あなたは現在、老眼ですか?

現在、老眼であるかどうか尋ねたところ、全体の82.3%が「老眼である」と回答した。現在老眼である人に、いつから老眼がはじまったか聞くと、最も多い回答は「50~54歳」(24.4%)で、2位は「55~59歳」(20.2%)だった。全体の67.3%が50代までのうちに老眼になったと答えている。

老眼に気づいたきっかけについて聞いたところ、「新聞や本を読んでいるとき」(67.7%)という回答が最も多く、次いで「書類を記入しているとき」(21.1%)が続いた。女性で目立ったのは「針仕事をしているとき」の10.6%で、「その他」としては「パソコンを操作しているとき」「薄暗いところで文字を読もうとしたとき」などが挙げられた。

老眼に気づいたきっかけ

老眼を周囲に打ち明けることへの抵抗について聞いたところ、全体の84.5%が「抵抗はなかった」と回答した。「抵抗はなかった」と回答した人に理由を聞くと、「いずれ誰もが通る道」「自分の周りにもけっこういたから」と、誰にでも起こる加齢現象の一つとして受け入れていることがわかった。

「老眼矯正」について尋ねると、全体の8割以上を「老眼鏡」(41.6%)と「遠近両用メガネ」(40.8%)が占めた。また、「老眼矯正はしていない」と回答した人が全体の12.9%で、特に50代が24.1%と多かった。

老眼矯正の方法

老眼矯正をしていない理由を聞くと「それほど困っていないから」「支障がないから」など、大きな影響を感じていないからというものが多かった。しかし一部で「自身では認めたくない」「サプリメントでがんばる」「自然・風景との対話や目のトレーニングをしてしがみついている」と、老眼を認めたくないというものもあった。

最近老眼になった人(※)に、老眼に気づいてから矯正するまでの時間について聞いた。「老眼に気づいてから1年後ぐらい」までに矯正をした割合で比較したところ、50代は54.6%、60代は63.7%、70代以上は78.4%と、低年齢者ほど老眼矯正を遅らせる傾向があることがわかった。

老眼に気づいてから矯正するまでの時間

シニアの目にまつわるエピソードを尋ねたところ、「高価な眼鏡を購入したが、だんだん老眼が進むので、最近は100均の眼鏡を利用中」「数字の6・9・0などが曖昧(あいまい)で、間違い電話をかけてしまった」「老眼鏡をいろいろなところに置き忘れる」「メールを打つとき誤字が多い」などが挙げられた。

※「50代で老眼になった50代」「60代で老眼になった60代」「70代以上で老眼になった70代以上」を「最近老眼になった人」としている