アグレックスは10月13日、全国住所マスター「ADDRESS (アドレスマスター)」のアドレスコードに対応した統計情報の新商品「アドレスコード対応統計データ ALMANAC2 (アルマナックツー)国勢調査版」の発売を開始した。

同製品は、国勢調査結果をアドレスコードの単位にて集計し直したマスターデータ。アドレスコードに対応した統計値を取得できるため、アドレスコードが付番されている基幹系データとの連携が容易に行えるほか、国勢調査の住所文字列を補正対応することで、地図で利用できるなど活用することができる。

同製品により、地域の人口規模や年齢構成等の国勢調査結果と、アドレスコードで管理する顧客情報を組み合わせて分析・判断することで、ユーザーニーズに対応した事業展開やサービスの提供を可能とし、商品開発や販売促進、宣伝などデータベースマーケティング全般において幅広く活用が期待されるという。

また同製品には、「国勢調査 総務省統計局 平成22年(2010年)国勢調査 小地域集計結果(町丁字別)第1表~第20表」の調査内容を収録。今後は、5年に1度の国勢調査の結果公表に合わせてデータを更新し、提供する予定だ。

利用イメージ「人口に対する顧客シェア率の調査」

同製品の価格は100万円(税別)で、別途、アドレスマスターのライセンスが必要となる。なお、2015年国勢調査データの利用を検討中の顧客向けに、調査結果公表後に2015年版をスムーズに利用できるよう、2010年版をテスト利用できるプランも用意するほか、アドレスマスターユーザー以外の利用ニーズに対応する商品として、JISコード版データも提供する。

アグレックスは今後、アドレスマスターユーザーを中心に3年間で50社への導入を目指す。