セブン&アイ・ホールディングスは14日、アラブ首長国連邦(以下、UAE)のドバイ首長国にセブン-イレブン1号店「ベイスクエア店」を開店したと発表した。中東地域への出店は初めてという。

オリジナルフレッシュフードの展開も

UAEにおけるセブン-イレブン運営会社はSEVEN EMIRATES INVESTMENT。同社は、セブン&アイ・ホールディングスの完全子会社である米国の7-Elevenとマスターフランチャイズ契約を締結している。

ベイスクエア店では、地元でニーズの高い商品を中心に用意するとともに、差別化されたPB商品についても現地の嗜好に合わせた品揃えとする。またセブン-イレブン・ジャパンで培った商品開発の手法を現地で取り入れ、人気が高い米飯類を中心にオリジナルフレッシュフードの展開も進める。開店時の商品数は約2,400アイテム。酒類の販売は行わない。

UAE セブン-イレブン オリジナルメニューの一部(参考画像)

左から、ベイスクエア店(1号店)店舗外観、店内オープンケース、店内イートインカウンター(参考画像)

セブン&アイ・ホールディングスによると、「中東地域では個人消費の拡大に伴い経済の近代化が進んでいる。このような一連の流れのなかで、UAEの企業からマスターフランチャイズ契約の要請を受け、今回の出店に至った」と説明している。

UAEにおいては、まず7つの首長国のうちドバイ首長国にてドミナント(高密度集中出店)出店を行い、今後3年間で約100店の出店を計画。その後、アブダビ首長国など他地域への進出を目指す。