マイナビは14日、2016年卒業予定の学生を対象とした「就活テーマ曲ランキング」の結果を発表した。同ランキングの実施は今年で3年目。調査期間は2015年9月25日(金)~2015年9月30日(水)。回答は1,397名(文系男子276名、理系男子438名、文系女子305名、理系女子378名)で、Web上のアンケートフォームにより調査を行った。

1位となったのは、3年連続で「負けないで」(ZARD)。昨年5位だった「栄光の架橋」(ゆず)が2位に、昨年4位だった「終わりなき旅」(Mr.Children)が3位にそれぞれランクアップした。上位3曲は、調査開始から3年連続で5位以内に入っており、テーマ曲として学生の中で定番化している。

「就活テーマ曲ランキング」

5位以下には2014年4月以降に発表された曲が4曲入った。また、「GUTS!」「サクラ咲ケ」と、嵐が2曲ランクイン。「サクラ咲ケ」は2005年、「GUTS!」は2014年発売と開きがあるにもかかわらず、どちらも応援歌として就活生に定着していることがうかがえる。また、昨年2位だった「レット・イット・ゴー~ありのままで~」(「アナと雪の女王」主題歌、2014年)はトップ10には入らなかった。

選曲理由

1位「負けないで」(ZARD)
・就職活動がうまくいかなくて落ち込んでいるときに歌詞を読むだけでも元気になれました。(岡山大学/農学部/理系女子)
・精神的に参りそうになった時などにこの曲を聴いて明日は違った日になるさ!と気持ちを切り替えていた。(日本大学/生物資源科学部/文系男子)
・就職活動という競争において、面接で気持ちで負けてしまうことがありそうと感じ、気持ちで負けないようにすれば行動、言動に対して自信がつくと感じたため。(京都薬科大学/薬学部/理系男子)

2位「栄光の架橋」(ゆず)
・不採用の通知が来て落ち込んだ時に、この曲を聴き次の選考の土台とするんだと自分に言い聞かせた。(兵庫県立大学/経済学部/文系男子)
・歌詞が就活の大変さとその先にある希望に重なるものがある。(横浜市立大学/生命医科学研究科/理系男子)

3位「終わりなき旅」(Mr.Children)
・昔から壁にぶち当たったときに聞いており、受験もこの曲で乗り越えて来たので就職活動もこの曲に励まされた。(小樽商科大学/商学部/文系女子)
・自身の限界を決めず、歩き続ける力をもらえた。(東京農業大学/国際食料情報学部/理系女子)
・就活を頑張れる気になるところ。 終わりはあると自分自身に言い聞かせられる。(慶應義塾大学/システムデザイン・マネジメント研究科/理系男子)

4位「何度でも」(DREAMS COME TRUE)
・不採用通知が多く届く中でも、就活への意欲を落とさないで頑張る力になったから。(岡山大学/経済学部/文系男子)
・自分の本意に沿わない結果になっても曲を聞くと前向きになれる。(金沢大学/自然科学研究科/理系男子)

5位「あとひとつ」(FUNKY MONKEY BABYS)
・歌詞にとても勇気をもらえたからです。 又、インターンシップでお世話になった会社の説明会(3月2日)にてこの曲が流れており、就活開始初日に聞いたという点で印象に残っていることも理由のひとつです。(立教大学/法学部/文系女子)
・勇気づけられる歌詞だから。(慶應義塾大学/法学部/文系男子)

5位「GUTS!」(嵐)
・応援歌だから。 明るい曲調で前向きな気持ちになるから。(北海道大学/経済学部/文系女子)
・励ましてもらっていた曲だから。(東京薬科大学/薬学部/理系女子)

7位「サクラ咲ケ」(嵐)
・中学の時から大事な試験の前に必ず聴くと決めているから。(九州大学/薬学部/理系女子)
・応援ソング。 元気になる。(立教大学/コミュニティ福祉学部/文系女子)

7位「Beautiful」(Superfly)
・歌詞が等身大の自分を肯定するようなものだったため、不安な自分を後押ししたから。(一橋大学/商学部/文系男子)
・就活中に周りの人と自分を比べて落ち込んでしまったとき、この曲を聴くとすっきりしてマイペースになれたから。(岡山大学/文学部/文系女子)

9位「全力少年」(スキマスイッチ)
・忙しくモチベーションの維持が難しい時に励ましてもらった。(関西学院大学/総合政策学部/文系男子)

9位「NIPPON」(椎名林檎)
・応援ソングとして発表された曲なので単純に聞いてるだけで応援されている気になり、頑張ろうと思えるため。(武蔵野大学/環境学部/理系女子)
・まさに歌詞が応援歌という感じで、自分を鼓舞することができた。(横浜市立大学/生命ナノシステム科学研究科/理系男子)

9位「らしさ」(SUPER BEAVER)
・就職活動をしてて、自分が何をしたいとか何になりたいとかわからなくなった時期がありました。その時に自分らしさを大事にしようと改めて感じるようになったから。(広島大学/経済学部/文系男子)
・周りに流されず、自分らしさを前面に出して就職活動したいという思いと、曲の歌詞がマッチングした。(青山学院大学/教育人間科学部/文系男子)