日本プラントロニクスは10月9日、コールセンター向けヘッドセット「HW500シリーズ」を発表し、同月30日から出荷を開始する。価格はHW510(オーバーヘッド型/片耳/ノイズキャンセル機能)で1万7000円(税別)。同シリーズはHW510V(オーバーヘッド型/片耳/ボイスチューブ)が1万4000円(税別)、HW520(同/両耳/ノイズキャンセル機能)が2万1000円(同)、HW520V(同/同/ボイスチューブ)が1万8000円(同)、HW530(耳掛け型)が1万7500円(同)、HW540(オーバーヘッド型、耳掛け型、ネックバンド型)が1万9000円(同)。

「HW510」

接続先は同社のオーディオプロセッサに接続されたPCまたは固定電話機、対象者はコールセンターやカスタマーケアセンター、ヘルプデスクなど電話を頻繁に使用するユーザー。同シリーズは人間工学に基づいたデザインを採用し、特別仕様のノイズキャンセルマイクを搭載。加えて、聴覚保護機能であるSoundGuardテクノロジーにより音量を118dBA以下に制限し、最大6800Hzのワイドバンドオーディオによる音声品質を備え、Quick Disconnect機能により離席時の煩わしい操作を軽減している。

日本プラントロニクス マーケティング部長 荒川啓氏

日本プラントロニクス マーケティング部長 荒川啓氏は「現在、日本を含めた世界中のコールセンターのオペレーターや責任者は顧客の様々なリクエスト、サービスに応える必要がある。こうした状況を改善したいと考え、3年かけて顧客のレポートや自社調査を踏まえ、信頼性、快適性、音声品質、インテリジェンスの4つのデザインコンセプトを作り上げた」と述べた。

また、同日には様々通信手段やコミュニケーション手段を統合するユニファイドコミュニケーション(UC)に対応したワイヤレスヘッドセット「Voyager Focus UC」の販売も開始。価格は3万3000円(税別)。

同製品は「B825」と「B825-M」の2モデルを揃え、B825はAvaya、Cisco、IBM、SkypeなどのUCアプリケーションやソフトとフォン対応モデル、B825-MはSkype for BusinessやMicrosoft Lync対応モデルで保証期間はいずれも2年間。接続先はUSB接続のPCやBluetooth対応デスクフォン、携帯電話、タブレット、スマートウォッチ、対象者は雑音が多い環境でPCやおよび携帯電話、タブレットを使用するモバイルユーザーとなる。

「Voyager Focus UC」

同製品はオープンフロア型オフィスなど騒々しいオフィス環境で電話中や仕事に集中する必要のある時に周囲の雑音を消したビジネスパーソンのために設計されたユニファイドコミュニケーション向けワイヤレスヘッド。直感的操作が可能なスマートセンサーテクノロジー、アクティブ・ノイズキャンセリングテクノロジーとDSP(デジタル信号処理)を搭載し、ワイドバンドやHi-Fi、A2DPに対応している。

同氏は「コミュニケーションをする上で周囲の雑音が気になる人は約70%いる。これらの周囲雑音をヘッドセットで改善できないかというのがコンセプトになっており、Voyager Focus UCを開発した」と語った。