ビー・エム・ダブリューは10月29日、ラグジュアリー・セダンの新型「7シリーズ」を全国のBMW正規ディーラーで発売する。大幅な軽量化と剛性アップを実現した革新的ボディ構造「カーボン・コア」を採用した。

BMW新型「7シリーズ」

第6世代となる新型「7シリーズ」は、カーボン・ファイバー強化樹脂(CFRP)を随所に採用したボディ構造「カーボン・コア」を採用。ボディ剛性を向上するとともに、先代モデルから最大130kgもの軽量化を実現した。これは「BMW i」シリーズの開発で培われた技術をベースにしたもので、カーボン・ファイバー強化樹脂(CFRP)、アルミニウム、超高張力スチールによる複合構造ボディとなっている。

エンジンは3.0リットルの直列6気筒と4.4リットルのV型8気筒を搭載。それぞれ改良が施され、直列6気筒エンジンはJC08モード燃費12.2km/リットルを達成。エコカー減税対象モデルとなった。最長距離約40kmまでゼロ・エミッション走行が可能なプラグインハイブリッドモデルもラインアップに追加する。

最新技術を多用した装備はBMWのフラッグシップにふさわしいもので、ヘッドライトにはレーザーライトを採用。時速70km以上でLEDハイビームに加えてレーザーライトが点灯し、LEDの約2倍に相当する最大600mまでの照射範囲を照らす。ドライバーの手の動きを3Dカメラが認識し、システムの操作ができるジェスチャーコントロールも、量産車で世界初採用した。

価格は、「740i」が1,217万円、「750i」が1,485万円、「750Li」が1,649万円などとなっている(価格はすべて税込)。