DJI JAPANは10月9日、3軸ジンバル映像安定化技術による手ブレ補正機能を持った一体型手持ちカメラ「Osmo(オズモ)」を発表、予約受付を開始した。発売は10月中旬で、価格は85,000円(税別)。10月7日から10日まで、千葉県・幕張メッセにて開催中の「CEATEC JAPAN 2015」で展示されている。

Osmo

Osmoは、高性能3軸ジンバルを搭載する手持ちカメラ。3軸すべてをモーターで制御し、カメラを水平に保つ。これによりブレの少ない映像を実現する。手持ち型カメラに3軸ジンバル映像安定化技術を搭載したのは世界初のことだという。

カメラ部にはZENMUSE X3を採用。X5とX5 Rと互換性あり

カメラ部には、有効1,240万画素の1/2.3型CMOSセンサーを搭載した「ZENMUSE X3」を採用している。X3は4K動画の記録にも対応。OsmoはDJIのZENMUSEシリーズと互換性があり、すでに「X3」「X5」「X5 R」を持っているユーザーは、グリップだけの購入も可能だ。

付属のホルダーを用いれば、グリップ部分にスマートフォンを取り付けられる。スマートフォン向けアプリ「DJI GO」をインストールすることで、リアルタイムで撮影中の画面を確認できるほか、スマートフォンからの遠隔操作も可能だ。

【左】コントローラーを持つ。【右】スマートフォンを固定できるホルダーが付属

「オートマティック パノラマモード」を搭載。カメラ部分が自動で360度回転し、連続して撮影した複数の写真を合成してパノラマ画像にしてくれる。3軸ジンバル映像安定化技術により、長時間露光の撮影が三脚なしでも可能だ。1080p / 120fpsのスローモーション撮影も行える。

カメラ部のレンズは焦点距離が20mm(35mm判換算時)、画角が94度、F値がF2.8で、ISO感度は静止画が100~1600、動画が100~3200となっている。写真フォーマットはJPEG / DNG。動画フォーマットはMP4(MPEG-4 AVC) / MOV(H.264)。静止画の最大サイズは4,000×3,000ドット。最大4K(4,096×2,160ドット) / 25pでの記録が可能(3,840×2,160ドットの場合はフレームレートが最大30pとなる)。記録メディアはmicroSD/SDHC/SDXCメモリーカード(最大64GBまで)。