クリエイティブサーベイはこのほど、「目」に関する自主調査の第1弾として「老眼に関する意識調査」実施し結果を発表した。調査は9月18日~20日、45~55歳の女性600名を対象にインターネットで行われた。

女性7割が"老眼"を公表することに抵抗なし

「老眼であることを公表することに抵抗感を感じますか?」

はじめに、「老眼」であることを公表することについて聞いてみたところ、「あまり抵抗感がない(33.7%)」と「まったく抵抗感がない(38.7%)」を合わせると、約7割の人が「老眼」を公表することについて抵抗感がないことがわかった。また、老眼を公表する同世代の人をどう思うかを問う質問では、実に9割超が「好感を持てる」と回答した。

"若く見られたい"よりも"年相応の自然な魅力"を支持

「年齢を重ねる中で、自分の外見にどのように向き合いたいと思いますか?」

次に、「あなたは年齢を重ねる中で、自分の外見にどのように向き合いたいと思いますか?」と質問したところ、「年齢に応じた自然体なメイクやファッションに気をつけたい(58.8%)」や、「どちらかと言うと、自分のプラスな部分を引き立たせることで、ありのままの魅力を引き出せるようにしたい(28.3%)」と回答した人が大半を占め、「若く見られること」や「マイナスな部分を取り繕うこと」を選んだ女性は、2割程度にとどまった。

「女性の『年齢』との向き合い方は、社会的にどのように変化してきたと感じますか?」

また、「女性の『年齢』との向き合い方は、社会的にどのように変化してきたと感じますか?」という質問に対しては、5年前となる2010年には、「『実年齢より著しく若く見える』ことが支持される傾向にあった」と考える人が66.2%だったのに対し、2015年(現在)では52%までに減少。反対に「『実年齢に応じた自然体な姿』が支持される傾向にある」と考える人が48%となったことから、「美魔女」という言葉が流行し、若く見える女性が支持された5年前に比べ、現在では実年齢に応じた自然体な「ありのまま」の美しさが支持される傾向にあることがわかった。

「老眼」という言葉にネガティブ感

「老眼」という言葉自体に対するイメージについて調査したところ、37%が「ネガティブなイメージ」を持っていることが判明。その理由としては、「『老』という文字がネガティブ感を強調しているから」「誰でも通る道で自然なことだけど、『老』という字に抵抗があるから。違う呼び方ならば前向きになれると思う」といった声があがり、「老」という言葉のもつ印象に原因があることが分かった。(「クリエイティブサーベイ」調べ)