千葉興業銀行は6日、「社会貢献活動への取組み」の実践として、高齢者・障がい者に優しい店頭受け入れ態勢を充実させるために、卓上型聴こえ支援機器「COMUOON(コミューン)」(以下、コミューン)(※)を、2016年3月までに全店舗へ設置すると発表した。

(※)卓上型聴こえ支援機器「コミューン」は、ユニバーサル・サウンドデザインが開発した卓上型の聴こえ支援機器で、話し手と聴き手の双方に大声で会話をするストレスを与えず、気持ちの良いコミュニケーションが可能になり、様々なシーンで活躍の場を広げている。

高齢者などの聞き漏れ防止に役立てる

2016年4月に施行予定の「障害者差別解消法」は、「障がい」を持つ人に対する差別や制限を禁止し、平等な機会を確保するため、障がいの状態を考慮したサービスの提供を民間企業の努力義務としている。

同行によると、「金融商品などの相談業務などを行うローカウンターに『コミューン』を設置し、顧客とのスムーズなコミュニケーションおよび高齢者などの聞き漏れ防止に役立ていく」としている。

なお、「コミューン」の全店設置については、全国の金融機関で初の取組みとなるという。

「コミューン」設置の様子

既に設置済みの店舗は、本店営業部、千葉支店、蘇我支店、浜野支店、白旗支店、鎌取支店、稲毛支店、検見川支店、真砂支店、幕張本郷支店、幕張テクノガーデン支店、小倉台支店、千城台支店、千葉駅前支店、花見川支店、土気南支店、四街道支店、市川支店、八幡支店、中山支店、船橋支店、津田沼支店の22店舗(10月6日現在)。

千葉興業銀行は、これからも「地域とともに お客さまのために 『親切』の心で」の企業理念のもと、すべての顧客に安心して利用してもらえる店舗づくりに努めていくとしている。