経常収支、14カ月連続の黒字--第1次所得収支・旅行収支が8月で最大の黒字

 

財務省は8日、2015年8月の国際収支状況(速報)を発表した。それによると、海外とのモノやサービスの取引状況などを示す経常収支は1兆6,531億円の黒字となった。黒字は14カ月連続。黒字幅は前年同月と比べて1兆4,037億円拡大した。同省は「第1次所得収支の黒字幅が8月として過去最大となったことや、サービス収支が黒字転化したことなどから、経常収支の黒字幅が拡大した」と分析している。

貿易・サービス収支の赤字幅は縮小

貿易・サービス収支は2,683億円の赤字。赤字は3カ月連続で、赤字幅は同8,519億円縮小した。貿易収支が赤字幅を縮小し、サービス収支が黒字転化したため、赤字幅は縮小した。

2015年8月経常収支(出典:財務省Webサイト)

貿易収支は3,261億円の赤字。赤字は2カ月連続で、赤字幅は同5,265億円縮小した。原油の輸入額が減少したことなどで、赤字幅は縮小した。

輸出額は同2,053億円(3.6%)増の5兆8,579億円で、30カ月連続の増加。輸入額は同3,212億(4.9%)減の6兆1,841億円で、8カ月連続で縮小した。

また、同省関税局がまとめた2015年8月分貿易統計(通関ベース)によると、輸出額は同1,770億円(3.1%)増の5兆8,818億円となった。商品別では、自動車が同856億円(11.1%)増、船舶が同268億円(45.0%)増など。主要地域別では、対米国が同1,130億円(11.1%)増、対アジアNIEsが同524億円(4.2%)増などとなった。

輸入額は同2,069億円(3.1%)減の6兆4,512億円。商品別では、原粗油が同3,757億円(33.0%)減、液化天然ガスが同1,796億円(30.2%)減など。主要地域別では、対中東が同5,094億円(38.0%)減などとなった。

旅行収支、知的財産権等使用料は8月として過去最大

サービス収支は578億円の黒字で、3カ月ぶりの黒字転化。前年同月は2,675億円の赤字だった。旅行収支が比較可能な1996年以降、8月として過去最大となり黒字転化。また「知的財産権等使用料」が8月として過去最大、単月としても過去2番目となり、黒字幅を拡大したことなどから、黒字転化した。

第1次所得収支は2兆518億円の黒字。黒字幅は同5,325億円(35.0%)拡大し、1985年以降、8月として過去最大となった。「証券投資収益」および「直接投資収益」が増加したことなどから、黒字幅は拡大した。

第2次所得収支は1,305億円の赤字。赤字幅は同194億円縮小した。

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