監督スティーヴン・スピルバーグ、主演トム・ハンクス、脚本イーサン&ジョエル・コーエン兄弟で描く映画『ブリッジ・オブ・スパイ』が、2016年1月8日に日本公開されることが7日、明らかになった。

監督のスティーヴン・スピルバーグ

実話に基づく本作は、アメリカ合衆国と旧ソビエト連邦が世界を二分して対立し、一触即発の冷戦状態にあった1950~60年代の物語。世界が戦争勃発の恐怖におびえる中、トム・ハンクス演じる弁護士のジェームズ・ドノバンが、世界の平和を左右する重大なミッションに挑む。

主演のトム・ハンクス

現地時間10月4日に行われたニューヨーク映画祭レッド・カーペットイベントに、本作のスタッフ&キャストが集結。ハリウッドきってのヒットメーカーであるスティーヴン・スピルバーグは「ニューヨークで撮影されたこの作品をニューヨーク映画祭で上映することができて光栄です」と喜び、「この作品は冷戦下で大国間の戦争を止める大役を突然任されることになった一人の普通の男を描いています。国境を越えて人間同士分かり合うという真理の大切さが伝わるとうれしいです」と呼びかけた。

続けて、アカデミー賞の主演男優賞を2年連続で受賞したトム・ハンクスが「この作品は今を生きる人に自分が同じ立場でだったらどうするだろうかと問い掛けている」とコメント。スピルバーグ監督作品出演について、「楽しいけれど、怖いことでもあるんだ。失敗は許されない。この作品を僕の最後のスピルバーグ監督作品への出演にはしたくないからね」と冗談交じりに語った。

上映後には、「息を呑むばかりのスピルバーグの素晴らしい職人技」(THE INDEPENDENT)、「主演のトム・ハンクスが力強い」(THE GUARDIAN)、「歴史的でありながら、同時に現代にも通じるテーマを持っている」(DEN OF GEEK)、「最後まで見る者に息もつかせないスピルバーグの素晴らしいプロット」(INDIEWIRE.COM)と、オンライン上で絶賛コメントが多数掲載され、「オスカー作品賞と監督賞のノミネート間違いなし」(NY POST)、「オスカー最有力候補」(DEADLINE.COM)などと"オスカー"の文字も見られた。

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