パナソニックは7日、2015年秋冬モデルとして、フルモデルチェンジしたDVDスーパーマルチドライブ搭載の12.1型ノートPC「Let'snote SZ5」を発表した。発売は11月6日。価格はオープンで、店頭予想価格は200,000円前後から(以下すべて税別)。

Let'snote SZ5(シルバー)

Let'snote SZ5(ブラック)

夏モデルからフルモデルチェンジを果たした、DVDスーパーマルチドライブ搭載の12.1型ノートPC。最軽量モデルで、前モデルの1,170gから241g軽量化した約929gとし、光学ドライブ内蔵の12.1型PCで世界最軽量を実現した。

軽量化の要因として、天板のボンネットに新構造を採用。ボンネット中央部を0.2~0.3mm程度へこませる逆ドーム型の凹形状にすることで、荷重が加わった際のたわみを抑制。従来と同じく、ボンネットの一部を補強したスリムタフボンネット構造と組み合わせ、天板を薄肉しながらも、従来同様の100kgf加圧に耐えうる構造とした。

また、基板の上に光学ドライブを重ねて配置することで、フットプリントを最小化することでも軽量化を図った。内部レイアウトの変更により、光学ドライブの位置は従来の本体右から、本体中央へ変更されている。本体のデザインも、「見た目の薄さ」を重視しエッジ部が丸みを帯びたデザインとなった。また、Lバッテリ搭載時でも、バッテリ部が後方へ飛び出さない形状とした。

画面解像度は、従来の1,600×900ドットから向上し、WUXGA解像度の1,920×1,200ドットを採用。キーボードも新レイアウトとなり、カーソルキーをキーボード右下に独立させた。搭載端子類は変わらないが、USBポートは全てUSB 3.0へ強化された。

このほか、夏モデルから提供しているLTE搭載モデルについて、対応SIMカードが従来の標準サイズからmicroサイズへと変更された。

内部構造も新らしくなった

キーボード部。カーソルキーが右下に独立した

Core i7モデル

ラインナップは、スペック違いで計4モデル。このうち、Intel Core i7-6500U(2.50Hz)搭載モデルは2機種で、本体カラーはブラック。LTE対応でOSがWindows 10 Pro Update 64bit、Office付属の「CF-SZ5ZFMQR」は店頭予想価格が280,000円前後、LTE非対応の「CF-SZ5ZDMQR」は260,000円前後だ。

このほかの仕様は共通で、メモリが8GB、ストレージが256GB SSD、光学ドライブがDVDスーパーマルチなど。通信機能がIEEE802.11ac/a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.1、Gigabit対応有線LAN。フルHD対応Webカメラも搭載する。

バッテリパックはLサイズのみ同梱し、バッテリ駆動時間は約21時間。本体サイズはW283.5×D203.8×H25.4mm。重量はLTE対応モデルが約1.05kg、非対応モデルが約1.025kg。

Core i5モデル

Let'snote SZ5(シルバー)

Intel Core i5-6200U(2.30GHz)搭載モデルも2機種をラインナップし、OSがWindows 10 Pro 64bitの「CF-SZ5YDLQR」と、Windows 10 Home 64bitの「CF-SZ5YDKPR」となる。本体カラーはシルバー。店頭予想価格は前者が200,000円前後で、Officeは付属しない。後者は215,000円前後で、Officeが付属する。

Windows 10 Pro搭載モデルの主な仕様は、メモリが4GB、ストレージが128GB SSD、光学ドライブがDVDスーパーマルチなど。通信機能がIEEE802.11ac/a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.1、Gigabit対応有線LAN。フルHD対応Webカメラも搭載する。

バッテリパックはSサイズのみ同梱され、バッテリ駆動時間は約14.5時間。本体サイズはCore i7モデルと同様で、重量は約929g。

Windows 10 Home搭載モデルでは、上記仕様からストレージが750GB HDD、バッテリ駆動時間が約11.5時間、重量が約1.02kgとなる。