日経リサーチは5日、「人を活かす会社」の調査結果を発表した。期間は、6月26日~7月下旬。対象は、連結従業員1000人以上の上場企業、非上場有力企業の454社。20歳~59歳の1,223名の1000人以上の企業に勤務する正社員。

2年連続で「SCSK」がトップに

同調査は、人材の多様化や能力を引き出す環境作りなど「人を活かす」取り組みを進める企業をランキング形式で評価している。同社は、有力企業から集計した「企業編」と大手企業に勤務する「ビジネスパーソン編」の2つの調査を行った。

評価については、「企業編」では、雇用や人材育成、多様な人材の活用、新たな人事評価制度、ワークライフバランスの支援、職場環境の整備などの企業側の取り組み状況から確認。「ビジネスパーソン編」の評価項目では、「働きやすい・働きがいのある会社の条件」を4段階評価している。

得点は、「企業編」と「ビジネスパーソン編」の各平均点を掛け合わせ、「雇用・キャリア」「ダイバーシティ経営」「育児・介護」「職場環境・コミュニケーション」の4側面から総合得点が算出されている。

調査の結果、1位は「SCSK」(469.18点)だった。次いで、2位は「TOTO」(441.45点)、3位は「富士フイルムホールディングス」(440.52点)となった。

2015年「人を活かす会社」調査 総合ランキング

4位は、昨年14位の「セブン&アイ・ホールディングス」(439.52点)。5位には、昨年24位の「イオン」(438.17点)が上位にランクインした。