Internet Security - Trend Micro

Trend Microは10月1日、「不正広告が約3,000 の国内大手サイトを汚染、50万ユーザに影響|トレンドマイクロ セキュリティブログ」において、日本のユーザを対象とした不正広告攻撃を確認したと伝えた。同社の観測によると、不正広告は3000ほどのサイトで表示されており、すでに50万人ほどのユーザがページを閲覧したと説明している。

確認された不正広告がすべて日本語の広告であったことから、日本のユーザを狙ったものであると指摘。ユーザから正規の広告と区別が付けられないように、正規の広告で使用されたバナーを使われていたという。また、国内にいるユーザだけに表示されるように設定されているなど、国内をターゲットとした攻撃だとされている。

今回の攻撃にはInternet ExplorerやAdobe Flash Playerの脆弱性が悪用されている。どちらもすでに修正版がリリースされているが、脆弱性のある状態でページを閲覧した場合は不正なプログラムが動作してすでにマルウェアに感染している可能性がある。セキュリティ・ソフトウェアを使うなどして感染をチェックするとともに、該当するソフトウェアをアップデートすることが推奨される。