トヨタ自動車は1日、「クラウン」の"アスリート"シリーズ、"ロイヤル"シリーズをマイナーチェンジし、同時に"マジェスタ"シリーズも一部改良して発売した。

「クラウン」の"アスリート"シリーズでは、オプションとして「ジャパンカラーセレクションパッケージ」も設定

今回のマイナーチェンジでは、よりダイナミックなエクステリアデザインへの変更に加え、"アスリート"シリーズに2.0リットル直噴ターボエンジン搭載車のグレードを追加し、「ジャパンカラーセレクションパッケージ」もオプション設定された。

"アスリート"シリーズは立体メッシュ形状のフロントグリルにより、フロントビューの押し出し感を強調。リヤビューもリヤランプをひと回り大きなリング形状とするなど、深みのある立体感を表現した。"ロイヤル"シリーズはフロントバンパーに厚みを持たせ、グリル横の立体感を際立たせたことで、強い押し出し感と上質感を表現した。

"アスリート"シリーズにパッケージオプションとして設定された「ジャパンカラーセレクションパッケージ」は、日本ならではの繊細な色域の「天空(ソラ)」「茜色(アカネイロ)」「紺碧(アオ)」など12色を外板色に設定したほか、専用の内装色3色との組み合わせにより、自分らしい「色を選ぶ歓び」を提供する。

"アスリート"シリーズに初搭載となる2.0リットル直噴ターボエンジン(8AR-FTS)は、低・中速域からの優れた加速性能を実現。トランスミッションに駆動力統合制御システム(DRAMS)を備えた「8 Super ECT」を組み合わせたほか、アイドリングストップ機能「Stop & Start System」も採用。JC08モード走行燃費13.4km/リットルを達成している。

その他、ボディ接合部の剛性強化やフロント・リヤサスペンションのチューニング最適化などにより、操舵時の車両応答性やグリップ感、乗り心地のさらなる質感向上も実現。ITS専用周波数(760MHz)を活用した「ITS Connect」も世界初採用された。"マジェスタ"シリーズについても、「ITS Connect」「セルフリストアリングコート」を採用し、ボディ接合部の剛性強化やフロント・リヤサスペンションの最適化など、一部改良を実施した。

価格は、"アスリート"シリーズが388万~610万円、"ロイヤル"シリーズが373万~590万6,000円、"マジェスタ"シリーズが633万~695万円(いずれも税込)。

"ロイヤル"シリーズ

"マジェスタ"シリーズ