本田技研工業(ホンダ)は2日、千葉県の幕張メッセで7日~10日の期間に開催される最先端IT・エレクトロニクスの総合展『CEATEC JAPAN 2015』において、燃料電池自動車(FCV)から最大出力9kVAのAC出力を可能にする外部給電器の市販予定モデル「Power Exporter 9000」を世界初披露すると発表した。

ホンダ出展ブースイメージ

「Power Exporter 9000」

また、新型FCVのコンセプトカー「Honda FCV CONCEPT」など、エネルギーを「つくる」「つかう」、そしてエネルギーで「つながる」社会を実現するエネルギーマネジメント技術を紹介する。

今回の展示では、「Hondaはつながる」をテーマに、高圧水電解システムを採用するホンダ独自のスマート水素ステーション(SHS)で「つくる」、新型FCVのコンセプトカーで「つかう」、FCVや電気自動車(EV)からコミュニティや家庭・施設へ電力を供給する外部給電器で「つながる」を紹介し、同社ならではのスマートコミュニティのかたちを提案。

生産開始から今年で50周年を迎えたホンダ発電機の記念展示では、「Power Exporter 9000」に採用されている、高品質な電気出力を可能にする同社の正弦波インバーター技術などを紹介する。