オウチーノはこのほど、「保育園・幼稚園」に関するアンケート調査を行った。調査は9月16~23日の期間にインターネット上で行われ、子どもがいる首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)在住の20~45歳の既婚女性826名から回答を得た。

希望通りの園に入れなかった人がいることがわかる

はじめに「希望していた、もしくは希望している園」と「実際に通った、もしくは通っている園」をそれぞれ聞いた。

「希望していた、もしくは希望している園」は「幼稚園」(53.7%)、「認可保育園」(29.4%)が上位に入った。一方、「実際に通った、もしくは通っている園」については、「幼稚園」が48.0%、「認可保育園」が21.5%と希望通りの数値と開きがあることがわかった。

全体を通してみると、希望通りの園に入れなかった人は10.9%。子どもの年齢別にみると0~3歳では16.7%、4~6歳では15.6%、小学生では10.1%、中学生以上では4.5%と、過去に子どもを園に通わせていた母親に比べて、現在園に通わせている母親の方が希望通りにいかなかった人が多い。徐々に「保活」(子どもを保育園に入れるための活動)が深刻化してきていることがわかる。

「立地」という回答が最も多かった

次に、「保育園・幼稚園を選ぶ際、重視するポイントは何か」について調査した。その結果、「立地」という回答が最も多く67.1%、次いで「園内環境」(38.2%)、「料金」(35.0%)と続いた。

「立地」を重視する理由としては「自宅から駅までの通り道にないと出社やお迎えに間に合わないから」(32歳/会社員)などがあがった。「姉弟で通わせたので、比較的料金が良心的なところを探した」(42歳/パート・アルバイト)などの理由から料金を重視すると回答した人もいた。

「自分の就労条件を変えた」が1位に

最後に「希望の保育園や幼稚園に入園するために、ご自身やご家族が行ったことはありますか」という質問には、「自分の就労条件を変えた」(4.9%)、「引っ越しのタイミングで、希望の保育園・幼稚園に入園できるエリアを選択した」(4.1%)、「出産後の職場復帰を早めた」(2.9%)などの回答があがった。

また、0~3歳児の母親の3人に1人が、希望の保育園や幼稚園に入園するための対策を実施していることがわかった。

「自身の就労条件を変えた」という人に具体的に何を行ったか聞いたところ、「勤務時間を延ばした」という声が最も多かった。「0歳の4月じゃないと待機児童になる可能性があったので、生後4カ月、4月時点で職場復帰した」という人もいた。

同社は「共働きが一般化した現在、希望条件を満たす保育園に子どもを入れられるかどうかは死活問題だ」と指摘。その上で、「だんだん深刻化している『保活』の現状が改善されることを願う」としている。